Digital Reactor

金融機関向けの期中モニタリング

Tideline Monitor

決算期を待たずに、
取引先の信用リスクを把握する。

金融機関がお持ちの月次の取引データと決算情報から、優先して確認すべき取引先とその理由をお届けします。既存の格付や延滞管理は置き換えず、決算と決算の間の変化を見る仕組みを加えます。

Why

取引先の変化を、月次のデータから捉えます

延滞に至るまでのよくある順番(模式図。間隔は取引先によって異なります)

取引先の事業の変化

  1. 売上が落ちる 粗利率が下がる
  2. 資金繰りが 苦しくなる
  3. 税・社会保険の 支払いが遅れる
  4. 延滞

決算書で減益が分かるのは、決算月によっては資金繰りが苦しくなったあとです。毎月の数字を見ていれば、それより早い段階で気づける可能性があります。

決算書は年に1回

決算書で変化が分かるころには、資金繰りの相談や条件の見直しに使える時間が短くなっています。

確認が手作業

試算表や資金繰り表を読むのに時間がかかり、担当先が多いとすべての取引先には目が届きません。

経緯が引き継がれにくい

担当者が異動すると、その取引先でこれまで何があったかが伝わりにくくなります。

How

既存の信用リスク管理を補完する月次モニタリング

主に使う情報

今:決算書、格付、延滞の情報

加わる:月次の取引データや、取得できる試算表を、決算書と組み合わせて使う

確認のタイミング

今:決算期や定期的な見直し

加わる:毎月

確認する取引先の選び方

今:担当者の判断や、既存のルール

加わる:リスクスコアと、前月からの変化の大きさで順番を付ける

担当者に届くもの

今:格付の結果や延滞のアラート

加わる:理由の文と、取引先に確認したいこと

効果の確かめ方

今:—

加わる:既存の管理との比較により、検知時期と捕捉件数の差を検証する

使うデータは、金融機関が保有する月次の取引データと決算情報が中心です。利用できる項目と更新の頻度は、検証の前に確かめます。当社は、そのデータで精度を確かめ、現場で使える形に仕上げるところまでを担います。用意したモデルをそのまま売るのではなく、金融機関ごとの過去データで検証し、取引先の構成や運用に合わせて作り込みます。

Screens

担当者と本部が、毎月の確認に使う画面

合成データで動かしているデモ画面です。社名・数値はすべて架空です。

要確認先の一覧(デモ画面)

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要確認先の一覧

リスクスコア(0〜100)が要確認の基準を超えた取引先を、高い順に並べます。前月から大きく上がった先も分かり、営業店や業種などで担当分だけに絞り込めます。

リスクスコアの要因分析(デモ画面)

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リスクスコアの要因分析

各指標がリスクスコアにどう影響したかを図で示し、影響の大きい指標を短い文で説明します。理由に合わせて、取引先に確認したいことの下書きも出します。

過去データで、どれだけ早く検知できたか(デモ画面)

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過去データで、どれだけ早く検知できたか

延滞や債務者区分の引き下げが起きた取引先を選び、表示する月を戻すと、その時点のリスクスコアと理由が分かります。合成データによるこの例では、引き下げの8か月前に要確認先に入っていました。

Effects

取引先の変化を早めに捉え、確認対象を絞り込めます

早期の相談・対応につなげる
決算書が出る前に変化に気づければ、資金繰りや計画の見直しを取引先と早めに相談できます。
確認する先を絞り込める
全取引先をリスクスコアの順に並べ、深く確認する先を絞り込めます。手間がどれだけ減るかは、試行で確かめます。
本部でも取引先の変化を一覧できる
営業店別・取引先別のスコア変化を、共通の基準で確認できます。
融資条件の見直しに早く着手できる
事業の価値が大きく下がる前に、融資条件の見直しや保全を検討できます。

確認の進め方の例(担当50社の場合)

全50社

リスクスコアの変化を毎月確かめる

上位の数社

理由を見て、深く確認する(例:3〜5社)

Validation

過去データで検証し、結果を確認してから導入を判断できます

使い始める前に、仮名化した過去データで、既存の管理と比べてどれだけ早く気づけたかを確かめます。検証では、各月の時点で実際に手元にあったデータだけを使います。後から分かった情報を混ぜると、精度が実際より高く見えるためです。

検知の先行期間

悪化した取引先が、悪化の何か月前から要確認先に入っていたか(中央値)。

捕捉率

悪化した取引先のうち、事前に要確認先に入っていた割合。見逃さなかった割合です。

的中率

要確認先にした取引先のうち、実際に悪化した割合。空振りしなかった割合です。

確認にかかる時間

毎月の要確認先の数と、担当者が確認にかける時間。

  1. 01

    準備

    金融機関の手続きによる

    対象とする取引先、使うデータ項目、何を「悪化」とするかを決め、委託契約とデータ抽出の手配を進めます。

  2. 02

    過去データでの検証

    目安6〜8週間

    仮名化した過去データで、悪化した取引先に何か月前から気づけたかと、捕捉率・的中率を既存の管理と比べて報告します。結果をご覧いただいてから、次に進むかを決めていただけます。

  3. 03

    試行

    目安3か月

    一部の営業店や取引の種類で、担当者に実際に使っていただき、使いやすさと対応につながった件数を確かめます。

  4. 04

    本番運用

    継続

    対象を広げ、精度を見ながら定期的に再学習します。精度は四半期ごとに報告します。

Governance

金融機関の規程に合わせて、データとモデルの管理を設計します

データとモデルの置き場所

  • 国内のパブリッククラウド

    国内リージョンに置く当社の専用環境で運用します。

  • 閉域網での接続

    インターネットを通らない専用回線で接続します。

  • 金融機関の環境内

    モデルを金融機関の環境に置き、データは外に出しません。検証も同じ環境で行えます。

安全管理とモデルの管理

安全対策
FISC安全対策基準に沿って設計します。
外部委託
外部委託先として、立入監査や報告のご要望に対応します。
モデルの文書
作り方と検証の結果を文書でお渡しし、モデル・リスク管理に合わせます。
精度の確認
定期的に報告し、精度が落ちたときは原因を調べて再学習します。
最終判断
金融機関の担当者が行います。リスクスコアは判断材料で、自己査定や格付の代わりにはなりません。

FAQ

導入前のご質問

自機関のデータでは、どの程度の精度が出ますか?
精度はデータと取引先の構成によって変わります。それを確かめるのが過去データでの検証です。
既存の格付モデルとは、どのような関係ですか?
格付モデルは主に決算書を使います。このサービスは毎月のデータで決算と決算の間の変化を捉え、格付を補います。
すべての取引先を同じ精度で確認できますか?
見えるデータが少ない取引先や、試算表が取れない取引先では、変化に気づける度合いが下がります。検証では、データの取得状況ごとに取引先を分けて精度をお示しします。
誤検知によって現場の負担が増えませんか?
要確認先の数は、担当者が毎月確認できる件数に合わせます。捕捉率と的中率のどちらを優先するかも、金融機関と決めます。

期中モニタリングの課題や検証についてご相談ください

対象先や利用可能なデータを確認し、検証範囲とデータの受け渡し方法をご相談します。通常3営業日以内に返信します。

  1. 01

    対象とデータの確認

    対象にする取引先と、お持ちのデータの項目を伺います。

  2. 02

    検証計画の合意

    何を「悪化」とするか、使うデータ、日程を検証計画書にまとめます。

  3. 03

    検証レポート

    何か月前に気づけたか、捕捉率、的中率を既存の管理と比べてお渡しします。結果を見て、次に進むかを決めていただけます。

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