Founder
望月 優輝 Yuki Mochizuki
デジタルリアクタ合同会社 代表
機械学習・統計・数値計算を軸としたソフトウェアエンジニアリングを専門としています。スタートアップからグローバル企業まで、規模の異なるさまざまな企業で、事業価値に直結する計算システムを設計・構築してきました。主に機械学習の応用分野で出版・発表や特許取得の実績があり、IT戦略やデータベース技術など情報処理分野の国家資格も複数保有しています。九州大学理学部卒業。日本ITストラテジスト協会正会員。
Message
メッセージ
私の仕事は、機械学習や統計、数理モデルを、企業の現場で実際に動く仕組みにすることです。いまは技術顧問として複数の企業に関わり、経営の視点から技術の方針を定め、開発を直接的・間接的に推し進める立場を任されることも増えました。書いたコードが動き、世の中に良い影響を与えたとき、私は何よりうれしく感じます。少し長くなりますが、私の関心の移り変わりを書いてみます。
始まりは中学生のころでした。当時、水耕栽培に関心があり、植物ごとに要求する栄養素が異なることから、液肥の配合を変える最適化のプログラムを書きました。物理的な工作も好きで、ポンプや水槽、タイマーを組み合わせ、材料の加工から塗装まで、装置も自分の手で作り上げました。手を動かして作ることへの関心はいまも変わらず、最近は電子工作にも取り組んでいます。
植物を育てるうちに、関心は生命そのものへ向かいました。高校の生物部ではハクセンシオマネキというカニを研究し、「生き物はなんらかのルールに従っているのか」という問いに答えるため、統計を学びました。高校1年だった2012年ごろには、すでに機械学習を使っていました。深層学習が広く知られる前のことで、GPUを使った計算のパラダイム変化にもこのとき触れています。それでもNVIDIAの株を買わなかったことは、いまも悔やまれます。
やがて関心は、経済の仕組みへと広がりました。古い本ですが、書籍『ルワンダ中央銀行総裁日記』からは、世の中の流れを作り、人々がすべきことを後押しするには、全体を俯瞰しながら細部の流れまで設計する必要があることを学びました。金融を仕事の中心に据えているのは、世の中により広く影響を与えたいからです。同時に、社会をより深く知るために、金融以外の分野にも関わり続けています。
UPSIDERでは与信モデルの開発に携わり、試作から実装、運用下での改善までを担いました。最も印象に残っているのは、モデルの出す数字が、周囲の人々に判断の拠りどころとして少しずつ受け入れられていく過程です。やってみせることが何より大事なのかもしれない。そう感じて以来、まずは作ってみるところから始めています。
技術顧問として関わる企業でも、口だけを出すことはしません。資料だけを作って終わる仕事も引き受けません。AIのコーディング支援で、試作までの時間は格段に縮まりました。動くものを早い段階で示せば、議論も具体的になります。
最初に取り掛かるのは、ボトルネックを共に探し当てることです。小さな組織では、あるべき姿を描きながらも理想論に留まらず、何から着手するかを決めます。大きな組織では、目の前の課題を確実に片付けて信頼を得たうえで、徐々に影響が大きく、一方で困難な課題に取り組んでいきます。はじめは経営者からの相談に応え、やがて現場の方々からも信用され、頼られる存在になることを目指しています。
デジタル技術で何ができるかは、すでに多くの企業が理解しています。難しいのは、それを現場に実装し、業務の中で実際に使われる状態にすることです。私が手伝えるのはその部分です。小さな取り組みから始め、ご一緒する方々と成功体験を積み重ねながら、歩幅を広げ、より大きな課題へ挑んでいきます。人と社会を豊かにしてきたのは、いつの時代も技術の進歩でした。その進歩を、自分の手で加速させたいと考えています。
Career
経歴
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2025.04 – 2026.01
CTO — Superworm inc.
- 技術全般を統括。
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2023.03 – 2025.03
Senior Credit Risk Analyst — UPSIDER, Inc.
- 機械学習を用いた与信モデルの開発と、与信システムの自動化。
- 試作・研究から実装・運用改善までを一貫して担当。
- 多様なデータソースを与信モデルに統合し、リスクとリターンを両立させる調整を重ねた。
※ 在籍中に携わったAI与信モデルの刷新について、同社が成果を公表しています。 プレスリリース
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2020.12 – 2023.03
Presales Engineer — Thermo Fisher Scientific
- CT・電子顕微鏡画像の画像処理に関する技術コンサルティング。
- Python / OpenCV での機能開発、海外開発チームと連携したカスタマイズ開発の要件定義。
Expertise
専門領域
- 機械学習・統計モデルの設計と実装
- 予測・異常検知・信用スコアリングなど、事業判断に直結するモデルを設計・実装してきました。特に金融領域の信用・リスクモデリングを専門としています。
- 予測モデリング / 異常検知 / 信用スコアリング / 時系列分析 / ベイズ推論 / ベイズ最適化 / 数理最適化
- 計算システム・データ基盤の設計と構築
- モデルを試作で終わらせず、実務に組み込んで運用できる計算システムまで作り込んできました。データ基盤やMLOpsの整備も手がけています。
- データパイプライン / MLOps / AWS・Azure・GCP / API設計 / 数値シミュレーション
- 業務自動化・省力化
- 手作業で回っている業務を、計算とシステムで自動化してきました。生成AIの業務への体系的な適用にも取り組んでいます。
Research & activities
研究・発表
- 2026.10 人工知能学会 金融情報学研究会 第37回研究会(SIG-FIN-037) – 口頭発表 – KPIから株式価値まで一気通貫の投資先モニタリング:AI AgentによるExcel LBOモデルの計算グラフ解釈 (End-to-End Portfolio Monitoring from KPIs to Equity Value: Interpreting the Computation Graph of an Excel LBO Model with an AI Agent) [詳細]
- 2024.03 超音波による非破壊検査・材料評価技術の進展 – Advances in Nondestructive Testing and Materials Evaluation Technologies Using Ultrasonic Waves 共著 シーエムシー出版 [詳細]
- 2023.03 In-situ X 線 CT 機械試験観察システムにおける試験技術の検討・開発および CAE 解析技術との連携 島津評論 Vol.79 181〜200 [詳細]
- 2022.08 第33回臨床神経生理研究会(九州) – 教育講演 – 機械学習と医学研究・医療 / 統計学との違いと活用方法
- 2022.05 日本顕微鏡学会 第78回学術講演会 – 口頭発表 – 3D SEM画像セグメンテーションにおける2D/3D UNet深層学習モデルの比較
- 2021.06 日本顕微鏡学会 第77回学術講演会 – 口頭発表 – 電子顕微鏡画像の2次元画像解析における重なりを持つ球形粒子の検出と特徴測定
- 2020.04 Ishii N, Mochizuki Y, Shiomi K, Nakazato M, Mochizuki H. Spiral drawing: Quantitative analysis and artificial-intelligence-based diagnosis using a smartphone. J Neurol Sci. 15;411:116723. [PubMed]
- 2020.04 上記、特許出願と論文をもとにした、画像処理による神経疾患診断支援のためのスマートフォンアプリが、Google Play(Android)とApp Store(iOS)で公開 [詳細]
- 2019.11 特許出願2019-137406 診断支援システム及びプログラム (特許第7264468号)
- 2018.06 Matsuzawa K, Himoto T, Mochizuki Y, Ikenouchi J. α-Catenin Controls the Anisotropy of Force Distribution at Cell-Cell Junctions during Collective Cell Migration. Cell Rep. 19;23(12):3447-3456. [PubMed]
- 2018.03 日本生態学会第65回全国大会 (札幌) – 講演 – 自由集会W01 – 機械学習,深層学習を中心に 画像認識・分類技術の生態学への応用と課題
- 2016.05 Aoki K, Maeda F, Nagasako T, Mochizuki Y, Uchida S, Ikenouchi J. A RhoA and Rnd3 cycle regulates actin reassembly during membrane blebbing. Proc Natl Acad Sci USA. 2016;113(13):E1863-71. [PubMed]
- 2015.08 九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター チャレンジ&クリエイション(C&C)2015に採択 テーマ:インタラクティブな数理生物シミュレーションの開発
- 2014.05 Intel ISEF @ Los Angeles – Development of a Mathematical Model to Assess Territory Establishment by the Fiddler Crab, Uca lactea, Based on Tracking Walking Trajectories.
- 2013.09 高校生科学技術チャレンジ(JSEC)「ハクセンシオマネキの歩行の数理モデル化」 グランドアワード(科学技術振興機構賞)
- 2025.12 プロジェクトマネージャー試験合格(国家試験)
- 2025.06 システムアーキテクト試験合格(国家試験)
- 2024.12 システム監査技術者試験合格(国家試験)
- 2024.06 ITストラテジスト試験合格(国家試験)
- 2022.12 データベーススペシャリスト試験合格(国家試験)
- 2021.01 応用情報技術者試験 合格(国家試験)
- 2017.11 九州大学理学部学業優秀者表彰
- 2014.05 宮崎県学生栄誉賞
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相談する技術的な考え方は、ブログにも書いています。
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